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山と温泉と私

山と温泉が好きな女子の日々のきろくです

死んでもいい(ってミッチーかよ。。。)

来週で辞めてしまう、個人的な送別会はおろか全体の送別会も中止になってしまった上司と、どうしても話したくて会議を設定させてもらい、本社まで会いに行く。

わりと急に思い立ったので会議室も応接室も空いておらず、ラウンジの隣の和室(一応会議室として予約使用できる)での開催となった。

時間ぴったりに和室のあるフロアに着いたところ、先方は5分前に入室していてなかなか私が来ないので「部屋間違えたかな」と確認に出てきたところだった。

相変わらずせっかちだなー。

まあでも、そんなところも好きでした。

夜、家にいなければならない家族の事情って何なのさー、と聞いてみたけれど、なんだかはっきり言えないような込みいった事情らしい。

でも、送別会が多すぎて奥さんが激怒、とかいう事情ではないらしい。それは最初から見越して、週1回ぐらいしか飲み会は入れていなかったのだそう。

まあ、基本的にうそつきというか、ペテン師だからなー。

今回辞めることも1年前には決めていて、社長には伝えていたとのことで。

だから1年間、準備期間として自分がやっていた仕事もどんどん他の人に分配していったので、周囲には「どうして引き続きやってくれないんだ(あなたがやってくれたほうがいいのに)」と言われたこともけっこうあったらしい。

でも、自分が辞めることはインサイダー情報になってしまうので「辞めるから」とは誰にも言えず、なんかてきとうにごまかして1年やってきたとのこと。

なんだか最後まで、てきとうにごまかされた感じだったわ。いろいろな!

彼についてはいつも、家族で大変な目にあっているという印象が強くて。

この人家族いなかったらもっと仕事できてたんじゃないかな、と思うことが多かったので

「結婚っていいものですか?」

と聞いてみた。

「人によるんじゃないかなー」

と言われたので

「あなたにとってはどうだったの」

と聞いたら

「俺は、最近は1周回ってこれもおもしろいかなって思えるようになってきた」

と。

ぜんぜん、いいものな感じがしないんですが。

しかし、最後に伝えておきたかった2つのこと

「最近、独身の彼氏ができました」

「でも、あなたがいなくなるのは寂しい」

ということを伝えたら、予想通り

「ええやん、俺がいなくなっても彼氏できて、楽しそうやん」

という言葉が返ってきた。

でも相手若いし、ぜんぜん結婚とか考えてなさそうだし、これからどうなるのかぜんぜんわからないよ、と言ったら

「まあ結婚とかよりも、長くつきあっていくことを考えたほうがいいんじゃないの」

と言われ。

そうですね……結婚とか考えてないのは私のほうこそ、だしな。

まあ、別に心配もされてなかったとは思うけど、私は大丈夫って言いたかっただけだから、いいのだ。

いろいろ、つれづれにお話ししていたのだけど、どういう文脈でだったか彼が

「というよりも、俺はいつ死んでもいいと思っているだけだから」

と言っていて。

ああ、そういう人だから好きだったんだなあと思った。

私も「いつ死んでもいい」と常々言っているけど、独身だし、もしも子供のいる人生だったらどう思っていたかわからない。

「いつ死んでもいいと思っていたけど、子供ができたら行く末を見届けたくなった」みたいな話もよく聞くし。

だけど子供がいてなお、「自分はいつ死んでもいい」とはっきり言う人には、身近では初めて出会ったと思う。

あえて「あなたが死んだら奥さんと子供はどうなるのよ」と聞きはしなかったけど、たぶん彼は

「なんとかなるやろ。それぞれの人生やし」

とか答えるんだろうな。

今後は1年ぐらいは、どこかにがっつり入れ込んだり起業したりするようなことはなく、個人投資家のような経営コンサルタントのようなことをゆるゆるとやっていくつもり、とのことで。

お子さんの学校があるから3年ぐらいはこっちにいるんじゃないかな、と。

連絡先も教えてもらったし、まあ、連絡するタイミングもないとは思うのだけど。

縁があれば、また会うこともあるでしょう。

「もう会わない」と決めた相手とは、本当に二度と会う可能性がないとしたら、そんな人生つまらないからな。

思ったとおりに、自分で決めたとおりにはいかないことが多いから、生きていけるんだと思う。

1時間の予定だったが、終了12分前ぐらいには「次も会議があるのでそろそろ」と言われ、切り上げることに。

最後までせっかちな人だったよ。。。

ところで、和室は本来、ラウンジから中が窺えるようにブラインドになっているんだけど、今日はたまたま、来たときからブラインドがぴったり閉じていたんだよね……。

2人で閉めきられた和室から出ていったら、ラウンジにいた人の注目のまとになってしまった気がしたんですけど、気のせいですか……そうですか……。